2009年12月27日 議案質疑
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日本共産党の岡田幸子です。議案第3号「職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」質疑をいたします。
● まずはじめに、人事委員会勧告及び委員長談話について伺います。
人事委員会の勧告は、公務員の労働基本権制約の代償措置として、職員の給与を社会一般の情勢に適応した適正なものとする機能を有するものとされています。勧告というのは人権にかかわる大変重いものです。■この「人事委員会勧告」について県当局はどのように受け止めているのかまず、認識を伺います。
県は人事委員会勧告を口では「重く受け止める」といいますが、とても尊重しているとは思えません。今回の引き下げ提案は、県職員給与が民間より上回っているとの勧告を受けたものですが、これは現在実施されている県独自の削減分の影響を除いた比較であって、まったく実態に合っていません。独自削減を加味すると、逆に民間給与より月額1.48% 6074円も下回っています。
2003年8月から行われている、この独自削減について、人事委員会委員長談話を見ますと、その年の10月に出された勧告から毎年、毎年、職員への影響をかんがみ、独自削減の解消を強く求めています。この解消勧告は無視をし、一方で、引き下げの勧告が出ると、その通りに実施するというような県のやり方は、余りにも「ご都合主義」だと言わざるを得ません。■勧告を「重く受け止める」と言うのなら、県独自の削減は直ちに止めるべきではありませんか?見解を伺います。
関連して、■人事委員会が再三にわたって求めていた独自削減の早期解消を、県は7年間も無視し続けてきました。この県の姿勢に対して、どのような感想を持たれているか、人事委員会委員長にお聞きいたします。
● 次に、給与カットの及ぼす影響について伺います。
2003年から6年以上にわたる独自削減や、一時金カット分で486億円が削減され、
加えて今回提案された削減分は109億円。あわせると595億円もの額が職員の懐から奪われることになります。その影響は実に大きなものがあります。
■人事委員会勧告を無視し、議会決議をも踏みにじった独自削減は、来年3月まで延長されたものです。今回の勧告に基づく削減は、今年12月から始まるもので、4ヶ月間は、二重の削減になるものです。あまりにも酷いことだと思いますが、知事はこの状況をどのように考えますか、見解を伺います。■6月の総務常任委員会質疑でも、「独自削減は、職員の士気と県内経済に影響がある」と認めています。職員の士気が下がり、住民サービスの低下につながること、また、県内経済の足を引っ張ることにも繋がるとわかっていながら、あえて強行するということは、無責任であり、住民のくらしを支える自治体の責務を投げ出すことではないでしょうか。見解を伺います。
● 4点目は、財政難を招いた責任について伺います。
県の財政難を招いたのは、国の地方への財政支出削減という要因とあわせ、県が不要不
急の大型開発などの浪費を続け、借金を膨らませたことが大きな要因だと考えます。例えば、かずさアカデミアパークです。企業進出がないために、売却予定地には雑草どころか、樹木が生い茂り、その伐採のため、9月補正で5500万円が計上されました。また、このような空き地も含めた用地の県の一括借り上げ料は、昨年度まででおよそ123億円にもなっています。当然、こうした無駄の徹底的な見直しはされるべきです。■巨大道路、無駄な開発を推し進め、一方で日本共産党が再三主張している大企業の超過課税には手をつけずに、職員にばかりつけを回しているではありませんか。■財政難を招いた責任が職員にあると考えているのでしょうか?見解を求めます。 以上、1回目の質疑を終わります。
再質問をいたします。
● 財政難に対して県職員の責任はないとしながら、もっぱらそのつけを職員に押し付けようとしている。この財政難を本気で解決しようしているのか、はなはだ疑問です。
先ほども言ったように、無駄な大型開発については改めようとせず、一方で、歳入確保という点では、われわれが繰り返し主張している大企業への「法人超過課税」には手をつけようともしていません。
今年度予算ベースで、資本金1億円以上の企業に、地方税法で認められている1.2倍課税をすれば、121億円になる。03年から超過課税を導入していれば、1千億円もの税収になるではないか。■財政難だといって、やるべきことをせずに職員にばかり負担を負わせるようなやり方は、今こそ改めるべきだと考えるがいかがか、再度、見解を伺う
● 県人事委員会委員長からも感想をお聞きしました。
この独自削減については早期解消を求めている。この解消勧告は無視をし、一方で、引き下げの勧告が出ると、その通りに実施するというような県のやり方は、余りにも「ご都合主義」とか「ダブルスタンダード」だと言われるが、つくづく私も思う。
■都合の良い時は、人事委員会勧告に従うが、悪いときは従わない、このような姿勢を続けていたら、職員はますますやる気をなくし、県民の信頼も得られないのではないかと考えるがいかがか?答弁を求めます。
まとめ
県の浪費には手をつけず、取るべきところからは取らない。人事委員会勧告は、尊重すると言いながら、都合のいい部分だけ取り入れ、結局は職員にばかりしわ寄せをする。県のいい加減さが良くわかりました。こういうやり方は即刻止めるべきだということを再度、強く申し上げて、質疑を終わります。